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準備編 第1回

稼ぐ力の残り

これから受け取る給与を、いまの価値に直すといくらか。退職を1年動かすと、それはいくら変わるか。

あなたの数字

入力した数字は、この端末の中にだけ残ります。どこにも送信されません。

1いまの働き方
万円/年
「手取り」で入れてください——税と社会保険料を引いた後の、実際に受け取る額です。このシリーズでは税を扱いません。前提が人によって違いすぎるためです。額面で入れると、稼ぐ力が実際より大きく出ます。
2定年と、そのあとの働き方
日本では、一律定年制の企業の7割強が60歳定年です(厚生労働省 令和4年 就労条件総合調査)。65歳までの雇用確保はほぼすべての企業にあります(同 令和6年報告 99.9%)。
定年が65歳の会社にお勤めなら、ここを65にしてください。そのまま65歳まで、いまの手取りで計算します。
万円/年
3いまの資産と、割引率
万円
割引率とは——将来もらうお金を、いまの価値に直すときの率です。将来のお金は、いま手元にある同じ額より価値が低いと考えます。

著書(Ibbotson他 2007)は年4%の例を使っています。このページは1〜3%の幅で見ます。率はご自身で変えられます。中央値を入れると、その上下1ポイントも一緒に計算します(下側は0%より下がりません)。
昇給率を入れる(任意)
%/年
入れた数字を、例のようこさんの数字に戻します
計算式は Ibbotson, Milevsky, Chen & Zhu (2007) Lifetime Financial Advice(CFA Institute Research Foundation)式2.1 を、給与のみ・一定額に簡略化したものです。原典は割引率とは別に死亡率を分けて扱いますが、このページでは1つの「割引率」にまとめています。退職金・公的年金は含みません(別の回で扱います)。
ようこさんの数字(52歳・65歳退職・手取り500万円・金融資産1,200万円)は、考え方をたどるための代表値です。特定の誰かの家計ではありません。ご自分の数字に置き換えてお使いください。

この数字の使いみち

準備編 第1回でお伝えした考え方です。

解説 家計の資産は、通帳と証券口座に載っているものだけではありません。これから働いて得る給与も、いまの価値に直せば資産です。米国のFP実務では、これを人的資本(human capital)と呼びます。
この資産には、ほかにない性質があります。働くことでしか、お金に変わらないことです。そして働ける期間には終わりがあります。退職した日から、この資産はもう増えも減りもしません。ゼロのまま止まります。
1年働くと、その分だけ減ります。減った分は、金融資産に置き換わっているか、消えているかのどちらかです。ここが、このシリーズの出発点になります。
「あなたの稼ぐ力は平均より多い・少ない」という比較は行いません。比較できる統計を持っていないためです。
いま画面に出ている結果が、そのまま紙・PDFになります